広島にて

いやはやはや。
ちほさん、このフツーの土日を利用して、広島の実家に帰ってました。
ちょっとした用事があったので。
フトコロは大打撃なのですが。

でも、今回は帰ってよかった。


     *


わたしが帰ってきた(しかも少し凹んで)ということで、
父と母が「久しぶりに外で焼肉をしよう!」って言ってくれたんです。

正直凹んでいたせいで食欲もなく笑顔も見せられないような状態だったけど、
それを察して元気付けようと思ってのことだったに違いありません。

日々病状が悪化している祖父も祖母もわたしが帰ったことを喜んでくれて。

そういう両親の心遣いと祖父母を見ていると、
自然に笑顔が出るようになりました。


この庭でのバーベキューには、近くに住んでいる父の弟一家も遊びに来て、
フツーの土曜の夜なのに、いっぱいお酒を飲んだり焼肉を食べたり
祖父母を囲んだ夜を楽しみました。


     *


ところで、うちの実家は広島市とはいってもかなり山のほうになるので
6月頃になるとホタルが飛び交うんです。
ここ何年かは、父がホタルの幼虫を家で育てて川に放流し、
その幼虫が孵化したホタルが、うちの近くの川をまるで天の川のようにするのです。

もう、5月末。
もしかしたら、気の早いホタルが飛んでいるかもしれない。

父の育てたホタルが飛ぶのを見たくて、バーベキューの途中、
母を誘って近くの川まで、散歩がてら、ホタルを見に行くことにしました。


そうしたら、母のことが大好きな父もついてきて。
ちょっとお酒を飲んで上機嫌になった父が、母と楽しそうに歩いていました。
わたしはふたりの少し前を歩いていました。
心地よい、涼しい5月の夜の風です。


そのうちわたしの後ろから、
「母さん、おんぶしてあげようか」という声が聞こえました。

振り返ってみると、父が母をおんぶするところが見えた。
母が父におぶさって、父が歩く。
ふたりの向こう側で道を照らす街灯のせいでふたりの表情は見えなかったけど、
ふたりの声が、とても楽しそうに、うれしそうに弾んでいた。
わたしもそれを見て、うれしくなった。


     *


やっぱりわたしはふたりの娘で、じいちゃんばあちゃんにも見守られて
間違いなく大事に育てられたんです。
凹んでいるわたしに「大丈夫か」「がんばれ」なんてことばをかけずに
わたしを笑顔にする方法を知っていて、わたしも家族を笑顔にできる。
わたしもこんな家族を作りたい、こんなお母さんになりたいと
あらためて思いました。


今回の広島への帰省は、日程的にも精神的にも実はとてもハードだった。
でも、帰ってよかった。
やさしい気持ちを少しだけ取り戻せた気がします。
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by ripplering77 | 2005-05-29 22:35 | かぞく・こども

子どもにも大人にも自然とのつながり、枠を外して遊び心・子ども心を!趣味はビーチコーミング、仕事は森のようちえん まめとっこ代表、有機農家 咲とやま農園妻。森・畑・海で思いっきり遊んで学び、育つ日々。


by 石井 千穂
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