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つもり

今日は仕事の話題で。

明日は仕事で「~たつもりで」を教えます。
例えば、

○お母さんになったつもりで、子犬を育てます。
○歌手になったつもりでカラオケで歌を歌った。
○海外旅行に行ったつもりで貯金した。

のような使い方をする「~たつもりで」。


日本語を教えるとき、
まずは文法の意味をどう噛み砕いて説明すればいいかシミュレーションする。
相手(学習者)のレベルに合わせて、相手の分かる言葉で・・・。
とすると、「~たつもりで」の意味は、
「本当は違うんだけど、そうした/そうなったと考えて・・・(別のこと)をする」
くらいかなぁ。

で、使い方。
「つもりで」の前には動詞の「た形」(食べた、飲んだ、言った、など)が来て、
後には実際にする行為を表す動詞がくる。

ここまで考えたら(もちろん調べたりもする)、
「導入」するための場面を考えて、どんな例をどんな方法で示せば理解されるかを
注意深く頭の中でシミュレーションしてみて、「これだ!」と思える方法を決めて
授業の時に学習者の前で例を見せる。(必要なら演技したり絵を描いたりする。)


けっこうわたしは導入上手なほうだと思ってるんだけど(ヤバイ??)、
でもこの「~たつもりで」はベストを尽くしてもどうしても学生にちゃんと理解されたためしがない。
今まで何回か教えていて、その都度反省して次の授業のときには教え方や説明を進化させて
授業に臨んで、そのたびに「これでどうだ!!」とやってみてるんだけど、
学生にその後文を作らせたら、誤文がどんどこ出てくるの。


今回こそはツボを押さえて誤文が出ないようなポイントを教えたい!
と思うのだけど、うまくいくかどうか・・・。
明日は昼からの授業なので、それまでに頭をひねって考えます。どひゃ。
by ripplering77 | 2006-05-17 00:18 | 海を楽しむ

子どもにも大人にも自然とのつながり、枠を外して遊び心・子ども心を!趣味はビーチコーミング、仕事は森のようちえん まめとっこ代表。森や海で思いっきり遊んで学び、育つ日々。


by 石井 千穂
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