忘れていたもの

そうだそうだそうだ。

なーーーんかぼんやり考えていたら、
大学のことを思いだして、
そしたら「無為の会」のことを思い出した。


無為の会というのは、学科の同級生3人でつくった試作サークル。


とにかく私は無為の会だったんだ。
それも、会長、、だった気がする。


そして思い出した。
私は大学一年生の頃から詩人だった。
もうしばらく書いてないけど。
書きたい出来事にでくわしてないけど。

秘密のノートによれば
1996年から2005年までは試作していたらしく
詩人歴なんと9年。
そんなこと忘れていた。



こうして忘れていたことをひとつ思い出してみると、
そこから派生して「ああそうだった」がいっぱい出てくる。

あの人のこと、あの人たちのこと、
あの部屋のこと、あの街のこと。



すっかり忘れていたけど、
私を一枚一枚はいでいったら
奥の方にはまだあの頃の私がいるのかな。

それとも、時間とともにあの頃の私は変態して
今の私や未来の私に統合されているのだろうか。


「お母さん」と呼ばれるようになった私にも
どうしても一人になりたくなったり
一人で遠くに行きたくなる時があるってことは、
忘れていたものを思い出したら
どんどん記憶が蘇ってくるってことは、

忘れているものは
決して消えたということではないんだろうね。


どっしり構えているつもりの
現実でしかないこの瞬間の
子どものことや家族のことも、
いつか引き出しにそうっと入って
いつか忘れた頃に
ひょっこり顔をのぞかせる日が来るんだろうね。



ちなみに無為の会のその先には、
出版物に私の詩が載るという出来事もありまして。


午前一時

夜が滲みだす場所
月のない
空のつむじ


午前一時

あたしは夜に負けそうで
コーヒーの匂いに鼻をつまむ


午前一時

夜が沁みこむ場所
右胸の あたり



午前一時

つむじから雪
あれはほこりじゃない
夜が
ながい

(「午前一時」)


なつかしや。


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by ripplering77 | 2017-10-28 00:50 | | Comments(0)

子どもにも大人にも自然とのつながり、枠を外して遊び心・子ども心を!趣味はビーチコーミング、仕事は森のようちえん まめとっこ代表、有機農家 咲とやま農園妻。森・畑・海で思いっきり遊んで学び、育つ日々。


by 石井 千穂
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