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幸帽児という生まれ方~次男誕生物語~

「幸帽児」って、聞いたことありますか?


幸せの帽子をかぶった子ども…。
こうぼうじ、と読みます。

出産のときに、卵膜が破れず、卵膜と羊水に守られたまま産まれてくる赤ちゃん。
それが幸帽児です。


低出生体重児の帝王切開では、
赤ちゃんにストレスを与えず身体を傷つけずに取り上げるために
幸帽児帝王切開という方法が取られるようですが、

自然分娩で幸帽児として産まれる確率は8万人に1人とも言われているようです。



卵膜と羊水に包まれて生まれるので、感染リスクが少なく、
産まれるときの母子の負担も少なくて安定して産まれます。



今日4歳の誕生日を迎えた我が家の次男。
幸帽児という生まれ方~次男誕生物語~_c0016208_23543221.jpg


彼は自然分娩で幸帽児で産まれました。




時間は午前3時頃だったかな。。

産院に着いたときには既に子宮口9センチですぐに分娩室へ。

分娩室の和室の部屋のぼんやりとしたオレンジ色の明かりのもとで
大きなクッションを抱きかかえるように四つん這いでおなかの子と息を合わせていた私に、
助産師さんが「袋が見えていますよ♪」と声をかけてくれ…、


手を伸ばすと、ふわふわとしたやわらかな袋が手に触れました。


一緒に来てくれていた夫は、その袋を見たみたい。
でも、見ちゃいけないもの、と思ったようで、その先は見てないようです。もったいない!




それからそのまま出産。
次男は卵膜に包まれたまま、産まれてきました。


すぐに卵膜を破る処置をしたので、残念ながら私は卵膜に包まれた次男を見ていません。
産まれるときの写真もビデオも撮ってもらってないのがすっごく残念でたまりませんが^^;

それでも、次男は超安産で、幸せとともに産まれてきました。





4歳年上の長男を出産したときは、
すっごく時間がかかって、いわゆる難産だった私。
何日、何時間かかったのかも自分で分からないほど、だったのです。
助産院から、お産の途中で救急車で総合病院に転送されたりもしたしね。

一度、ぱったりと陣痛が止まって、それはそれで生命の神秘を感じる体験もしましたが、
お産の最中も終わってからも体力と精神力の消耗が激しくて。
次男の陣痛が始まったときも、夫婦で「今回も長丁場かも」と悲壮な覚悟を決めました。



でも、前回の出産から時間は経っていたけど、前回とは違って、
出産前から骨盤ケアをしたり三陰交にお灸をしたり、
子宮収縮をサポートしつつも陣痛を和らげるラズベリーリーフティーを飲んだりしていたからか、
陣痛が5分間隔になるまでそう時間がかからず、

また、陣痛が来るたびにからだと子宮口をゆるめて自然に広がるイメージをしていたためか、
産院に着いて1時間か1時間半かくらいで産まれてきました。






もしかしたら、幸帽児だったことも、安産につながったのかも。

もちろん、長男が産道をつくってくれたことと、
次男が少し小さめだったことも大きな要因かもしれないけど、


私のからだでも安産できるんだ、
子どもと自分の産まれ出ようとする力・産み出そうとする力で産めたんだ、

という自信にもつながった、いつまでも大事に記憶しておきたい次男の誕生でした。

幸帽児という生まれ方~次男誕生物語~_c0016208_0335738.jpg

産まれて2、3時間ほどの次男くん。
産まれてすぐからとっても穏やかで落ち着いていました。
「二人目は転がしてたらすぐに寝る」という定説は、我が家では神話でしたが…笑






4歳になった次男坊くん。

どうぞどうぞ、自分らしく、大きく育ってくださいな。
おめでとう。ありがとう。




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自然とひと・子どもと大人をつなぐアソビビト
森のようちえん まめとっこ代表&有機農家 咲とやま農園
石井千穂(ちほっち)
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by ripplering77 | 2016-07-27 23:45 | 妊娠・出産

子どもにも大人にも自然とのつながり、枠を外して遊び心・子ども心を!趣味はビーチコーミング、仕事は森のようちえん まめとっこ代表。森や海で思いっきり遊んで学び、育つ日々。


by 石井 千穂
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